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「本願寺 なぜ説かぬ 信心一つの弥陀の救い」と言いながら、信心についての無理解を曝け出している親鸞会公式ホームページ

相変わらず親鸞会は、本願寺を称名正因の異安心と非難しています。公式ホームページ上で、「戦後は既に間違ってた教えを説いていた本願寺」と、本願寺派の文章を3つ挙げ、 批判していました。今日はその文章の一部分を取り上げたいと思います。

なぜ説かぬ 信心一つの弥陀の救いより引用。

龍谷大学元学長であり、本願寺派の勧学寮頭を務めた武邑尚邦氏が、昭和40年頃、ラジオ放送した説教記録にこんな発言がある。

「『名号をとなえるものを浄土に迎えとって仏にする』というのが、この仏様の本願であった」
(武邑尚邦著『自覚と信仰』より)

「お念仏をとなえても、また聞いても、それはすでに阿弥陀如来のお誓いのままに、となえさせていただいているのだ、お聞かせにあずかっているのだと、素直にお念仏を喜ばせていただくのが、親鸞聖人の喜ばれたお念仏であります」
(同)

「尊いお念仏が、もし私の口から称名として出ていただき、となえさせていただくことになりますならば、(中略)それこそ、『聞かさねば』の仏様のみ心のままにとなえさせられた他力のお念仏であると味わわざるをえないのであります」
(同)

 出てくるのは「念仏」ばかりで、親鸞聖人の教えの肝要である「信心」はどこにも出てこない。こんな説教を繰り返し聞かされれば、誰でも、念仏を称えることこそ救いの正因と思うだろう。


ここでは、武邑尚邦氏の文章を挙げて、親鸞聖人の教えの肝要である「信心」はどこにも出てこないと指摘しています。しかし、本当にどこにも「信心」は出ていないのでしょうか?
このことを検証するために、親鸞会発行の『教学聖典(8)』に掲載されている親鸞聖人のお言葉をみてみましょう。

問(28)
弥陀の本願の名号を聞くとは、どんなことか。親鸞聖人のお言葉と、その根拠を示せ。

答(28)
○「聞其名号」というは、本願の名号をきくとのたまえるなり。「きく」というは、本願をききて疑う心なきを聞というなり。また「きく」というは、信心をあらわす御法なり。(一念多念証文)


これは、18願成就文の「聞其名号」を親鸞聖人が解釈されたお言葉です。

まず、『「聞其名号」というは、本願の名号をきくとのたまえるなり』と、「聞其名号」とは本願の名号、すなわち南無阿弥陀仏を聞くことであると示されています。
次に、『「きく」というは、本願をききて疑う心なきを聞というなり』とは、信心(無疑心)をもって「聞」を解釈されたお言葉で、18願成就文の「聞」とは、自らのはからいを雑えずに本願の名号を聞き受けている「聞」であるということを顕されたお言葉です。
最後に、『「きく」というは、信心をあらわす御法なり』とは、「聞」をもって信心を顕されたお言葉であり、「南無(我をたのめ)阿弥陀仏(必ず助ける)」という本願の名号を疑いを雑えずに聞いていること以外に信心はないのだということを教えられています。

以上のお言葉から分かりますように、浄土真宗の信心というのは、南無阿弥陀仏を計らいを雑えずに聞いているより他にはないのです。

ここで、最初に挙げた武邑氏の文章に戻ると、
お念仏をとなえても、また聞いても
阿弥陀如来のお誓いのままに、となえさせていただいているのだ、お聞かせにあずかっているのだ
と、お念仏を聞くという表現がなされています。お念仏を聞くとは、南無阿弥陀仏を聞くということです。しかも、「阿弥陀如来のお誓いのままにお聞かせにあずかっているのだ」とありますから、名号のいわれの通りに疑いを雑えずにお聞かせにあずかっているということでありましょう。

そうしますと、武邑氏の文章にある「お念仏を聞く」の「聞」とは、親鸞聖人が『一念多念証文』で教えられている、信心であるような「聞」であることが分かります。つまり、「信心」という言葉はなくても、信心をあらわす表現がなされているのが武邑氏の文章だったのです。

親鸞会は『親鸞聖人の教えの肝要である「信心」はどこにも出てこない』と批判していますが、親鸞聖人の教えられた「信心」に暗きが故の的はずれの非難と言わざるをえません。

このことを通して、「信心一つの弥陀の救い」と言いながら、その信心についてまともに理解していないのが親鸞会であるということを知って頂きたいと思います。
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名号は 如来の御名と 思ひしに わが往生の すがたなりけり
(蓮如上人)

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