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『本願寺なぜ答えぬ』の誤り(1)ー条件付き十八願

親鸞会関係者のブログを見ていて気になった高森会長の言葉です。

浄土真宗親鸞会 射水市周辺地区の紹介『随自意の願』と『随他意の願』より引用

「どんな人をも、必ず絶対の幸福に救う」の十八願は、自らの、本心に随って、誓われたもの。随自意の願とか、王本願とかいわれるのは、そのためである。
 なにしろ、自惚れ強く、相対の幸福しか知らない、我々を、絶対の幸福まで導くことは、難中の難事。どうしても、善巧方便が、不可欠だった。
 十九・二十の二願は、その、必要に応じて建立なされたものである。
 十八願、絶対界へ導くために、一時、我々の意に随って誓われたものだから、十九・二十は、随他意の願と、いわれる。
 自惚れ強く、どうしても、自力の執着離れ切れず、流転を重ねる、我々に、実行できるだけ、やってみよ、気の済むまで、やってみよ(十九・二十の随他意の願)。
 できないときに、できないままを、無条件で救いとる(十八の随自意の願)というのが、弥陀の正意なのだ。
 随自意、真実の願に誘引するための、随他意、方便の願だから、三願は孤立したものでないことは、明白である。弥陀が、もし、十八願のみで、救済できるなら、方便二願を、建てられるはずがない。


十九・二十願は、善巧方便ではなく、権仮方便ではないかなど、いろいろありますが、今日は
「できないときに、できないままを、無条件で救いとる(十八の随自意の願)というのが、弥陀の正意なのだ」
という表現を取り上げます。

問題は、この表現だと十八願が無条件の救いにはなっていないことです。

「できないときに、できないままを、無条件で救いとる」の「できないとき」が条件になってしまっているのです。言葉を補うと、「できない(という条件を満たした)ときに、できないと(知らされた)ときに」と条件をつけているのです。

親鸞会で聞いている人は、上の文章を読むと、
「(善が)できない(と知らされた)ときに、無条件の救いにあうのだ」
と理解することでしょう。
そして、善が実行できない自分と知らされなければ救われないと理解していくのです。

上の文章のように「できないとき」が入ることで、「善が実行できない自分と知らされなければ」と条件づけしてしまい、そこにとらわれ、無条件で救う十八願を計らっていくのです。さらには、法に向くのではなく、自己にばかり向くことになってしまいます。


「できないとき」を抜くと、「できないままを、無条件で救いとる」となりますが、今度は「できないまま」が余計ですね。
それも抜くと、「無条件で救いとる」。
言い換えると、「そのまま助けるぞ」。これが十八願なのです。


それなのに、自分は善ができるとかできないとか知ることが救いに関係あると計らっているのです。
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コメント

[C9]

>弥陀が、もし、十八願のみで、救済できるなら、方便二願を、建てられるはずがない

十八願一つで救済できるからこそ「王本願」「選択本願」なんですけどねえ・・・

「十八願一つで衆生は救えないのが阿弥陀如来」と思ってるようだけど、そんな十八願の世界が「絶対界」なんて言葉だけでしかないでしょう

十九願・二十願は、自力のはからいによってただちに「これ一つ」という救い(十八願)を信じられない衆生側、つまりこっちの不始末にまで漏らさずフォローするために建てられた願だ。
信じる者だけを救うのではない、背を向けている者にもはたらきかける慈悲あらばこそ十八願の救いはいよいよありがたいものと知らされる。

阿弥陀如来は「十八願一つで衆生の救済はできない存在です」って言ってること自体、阿弥陀如来の十八願が信じられてない何よりの証拠ですね
(信じられてないからこそ十八願以外にも何かが必要だと考えてる)
・・・というか、そんな見方になってること自体、阿弥陀如来を馬鹿にしすぎ。「十八願だけでは不完全」って言ってるわけだから。

[C10]

仰る通りです。

十八願一つで救済できるので、本願一乗(誓願一仏乗)なのですが、そのような言葉の意味をご存知でない方もあると思いますので、次回以降に書いていこうと思います。
  • 2010-05-29 17:54
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