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法霖師に関する俗説

親鸞会公式サイトに、「往生の一路」を残した 法霖 自決の真相という記事がアップされました。それに関連して、『妙好人のことば』(梯實圓著・法蔵館)198-202頁より、法霖師の最期について引用します。

 ご病弱が心配されていた本願寺第十六代宗主、湛如上人は、寛保元年六月七日、急になくなられました。その前日に西大谷の本廟へ参詣され、帰宅された直後にご発病になり、わずか一日で入寂されたのでした。二十六歳という若さでした。宗主(門主)に就任されて、まだ丸二年たっていませんでした。
 世間には、法霖が、宗主に毒杯をすすめたと伝えていますが、これは誤解です。その俗説というのは、湛如上人の病気平癒を祈って、八坂神社やその他の寺社へ加持祈祷を依頼する奥女中たちが続出し、法霖がどんなにいさめてもききいれてくれなかった。そこで法霖は湛如に奥女中たちのありさまを説明し、「もしあなたの病いが癒えれば、彼女たちは御祈祷がきいたといいはるだろうし、癒えなければ祈祷をつづけるだろう。いずれにしても、親鸞聖人以来、現世祈祷をきびしく否定してきた真宗の法義が、内からくずれることになるから、法義を護るために死んでほしい」と申し入れたというのです。湛如上人は、その申しいでをこころよくうけいれ、法霖のすすめる毒杯をのみ、入寂し、法霖もそのあとを追うて、切腹して往生をとげたというのが俗説です。
 しかしこれは、さきにのべた『古数奇屋法語』などによってつくりあげた話で、事実ではありません。むしろこの当時の本願寺の状況からみても、湛如上人が一日でも長く宗主であってほしいと願っていたのが法霖だったからです。
 そのくわしい事情について記すいとまはありませんが、湛如がなくなれば、末弟の静如が宗主の座につくことになるのですが、この人は問題の多い方で、その宗主就任を誰よりもおそれていたのが法霖でした。
 湛如上人の葬儀が終わり、静如の就任が本決りになると、法霖は、静如の行状を改め、宗主としてふさわしい生活をするよう厳しくいさめた諌疏をさしだしています。
 しかし静如は八月三日に宗主の座につきます。それから二ヶ月のちの、寛保元年(一七四一)十月十八日、法霖は、本願寺の将来を心配しながら、四十九歳を一期として往生をとげたのでした。法霖がなくなると、静如とそれをとりまく一派の乱行はいよいよはげしくなり、ついに寛保三年にいたって、数名の家臣が京都所司代の手によって捕らえられ遠島の刑に処せられ、静如は隠退させられることになりました。そして第十三代良如上人の孫で、湛如上人たちの従弟にあたる法如上人が本願寺第十七代宗主となることによって落着したのです。ちなみに静如は、本願寺の歴代から外されています。
 湛如上人の入寂が急であったように、法霖の往生も急であったらしい。あるいは法霖を急死にいたらしめた深い理由があったかも知れないが、いまとなっては知るよしもありません。ただ法霖は終りに臨んで、次のような詩をのこしております。
 往生一路決平生(往生の一路は平生に決す)
 今日何論死与生(今日何ぞ論ぜん死と生と)
 非好蓮華界裡楽(蓮華界裡の楽を好むに非ず)
 還来娑界化群萌(娑界に還来して群萌を化せん)
 日野正崇寺の残っている法霖自筆の遺偈によると第二句までは法霖の字ですが、第三句の「非好蓮華」は、文字がゆがみ、中途で消えております。もはや目も見えず、筆をもつ手の力もなえてしまったようです。あとの句は門弟が法霖の言葉を聞いて走り書きをしたので筆跡がはっきりとちがっています。
 お浄土へ生まれさせていただく道は、本願のみことばをたまわった平生の信の一念に決定している。いま、最後のときをむかえて、生と死をあげつらい、後生を心配するようなおもいはいささかもない。浄土に往生するといっても、蓮華の花にかこまれて、自分の楽しみをきわめるためでない。衆生を自在に救済することのできるような仏陀のさとりを得させていただくならば、すぐさまこの娑婆に還りきて、苦しみ悩む人びとを救うて、お浄土へ導こうと願うばかりである、というのです。おそらく、この世では、どうしてやろうようもなかった教団内外の多くの人々の惑いと苦悩を、還相の菩薩となって、きっと救いとげていこうという思いをこめていたのでしょう。文字通り最後の瞬間まで、烈々たる信念に生きた高僧だったことがうかがわれます。



現役会員の皆様は親鸞会からの話だけを鵜呑みにするのではなく、いろいろなことについて調べてみることをお勧めします。
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名号は 如来の御名と 思ひしに わが往生の すがたなりけり
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