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従真垂化??ー「従真垂仮」と「従仮入真」

 「顕浄土方便化身土文類 六」というのが当巻の題号である。「顕」とは、『六要鈔』の初めに解説されているように「明著」の意味で、物事の本質をはっきりと明らかにすることである。ここでは浄土真宗における方便の法義をはっきりと顕すからである。方便を明らかにすることは、同時に真実を反顕することであるから、顕真実に帰する訳である。なお能顕の人は親鸞聖人であるが、すでに仏祖が顕されていた教説を類聚するという形式を取られていることは前五巻の顕真実の巻と同じである。
 「浄土」とは、往生浄土の法門をいう。いわゆる所期を以て所宗に名づけた言葉で、浄土真宗のことをいう。浄土真宗における方便化身土の因果を明らかにするから、「顕浄土方便化身土」というのである。その方便(ウパーヤ)の意味についてはすでに詳述したから省略するが、今は仏の随自意の教法に対して随他意の教法をいう。権仮方便の略である。真実の仏意が受け取れない未熟な者の中に二種類がある。邪偽の教えに眩まされているものと、権仮方便の教えに滞って真実を見失っている者とである。邪偽の教えとは無明煩悩を助長するような真実に背く教えであるから、仏教ではない外道、外教である。権仮方便は、真実に背く者を真実に誘引するために、その機根の応じて仏が説かれた随他意の教法のことである。権仮方便の機能は「暫用還廃」のはたらきである。すなわち未熟な機を育て誘引するために仮に暫く用いる法門であるから「暫用」という。あるいは「従真垂仮」(真より仮を垂れる)ともいう。「行文類」の一乗海釈に「大乗は二乗・三乗あることなし。二乗・三乗は一乗に入らしめんとなり」といわれているのがそれである。仏陀の正意は、誓願一仏乗の外にはないが、機の能力に応じて二乗、三乗として説き与えた教法のことである。それゆえ機根が熟するにつれて、方便の法は次第に廃されていき、最終的には誓願一仏乗に帰せしめていく。これを「還廃」といい、「従仮入真」(仮より真に入らせる)というのである。要するに方便とは、邪偽なる教説に惑わされている者を究極の真実に導き入れるために仏陀の悲心が、さまざまな階層性をもって施設された暫用還廃のはたらきをもった教説をいう。


『顕浄土方便化身土文類講讃』(梯實圓著)233-234頁より引用(色は私がつけました)


(まとめ)

権仮方便の機能は「暫用還廃」のはたらき

・暫用(暫く用いる)ー「従真垂仮」(真より仮を垂れる)ともいう

・還廃(還りて廃す)ー「従仮入真」(仮より真に入らせる)ともいう

親鸞会では、「従仮入真」を仮よりしか真に入れずと読んでいますが、これは誤り。仮に入る者を、仮より真に入らせることを従仮入真といいます。この場合は還廃の意ですから、方便を廃すということです。一方、方便を用いるときは、「従真垂仮」を使います。


ところで、「従真垂化」という言葉を親鸞会では用いていますが、親鸞会以外では聞いたことはありません。親鸞会以外で使われているところをご存知の方は教えて下さい。
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